眼精疲労は、目の症状ばかりでなく、頭痛、首や肩のこり、不眠など様々な症状となって現れます。

眼精疲労の症状

眼精疲労の症状は、一様ではありません。
「目の疲れ」「目の乾き」「目の痛み」「目の霞み」「目の充血」「視力低下」「まぶしく感じる」といった目の不調に加えて、「肩こり」「頭痛」「吐き気」「倦怠感」「不眠」「集中力の低下」など多様な症状となって現れます。

悪化すると「焦点が合わずクラクラしてくる」「ものが重なって見えるの」など、状況はかなり深刻になり、日常生活もままならなくなってしまいます。

めまい

眼精疲労が原因で起こる「めまい」は、病院の検査では、なかなか原因が特定できないことも多いようです。眼精疲労は、神経と密接な関係があるので、ストレスを原因に挙げる専門家も多いようです。
「めまい」の多くは体の平衡感覚が崩れることで起こると言われています。そのため「めまい」と同時に筋肉のバランスも崩れ、肩こりや頭痛を併発しやすくなるのです。
そのため、首や肩などの血行を良くして、周辺の筋肉のこりを取り除くだけでも、「めまい」の症状が改善することもあるそうです。

頭痛

眼精疲労が原因で起こる「頭痛」は、同じ姿勢で長時間デスクワークをしている場合に起こりやすいと言われています。長時間のデスクワークは、目や頭を支えている首や、その首を支えている肩まわりなどの筋肉に非常に負担がかかることで、血行不良を起こし頭痛につながってしまうのです。
「頭痛」の症状を改善するには、後頭部から首、肩、背中の上部までの広い範囲を温めてやると、周辺の筋肉の凝りがほぐれて、圧迫されていた神経も和らぎ、血行が促されます。血行が良くなると、頭にどんどん新鮮な血液が送り込まれて、「頭痛」の症状が改善されます。

ストレスが原因に絡んでいる場合、ストレス自体を取り除かなければ改善することは難しいようです。いずれにせよ、目の疲れくらい軽くと考えないで、眼精疲労の症状を覚えたら、早めに対処することが大切なのです。